参考文献・URL
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今回は所得(お給料など)が変化したり
予算(お小遣いなど)が変化したりした場合のお話になります。
たとえば、焼酎と日本酒の値段を変えません。
一定です。
変えるのは所得とかお小遣いだけです。
もし所得やお小遣いが変化したら、
焼酎や日本酒の消費量はどう変わるのか?
みたいな話になります。
で、そのときにこの地球上に数えきれないくらいの商品がありますね。
ただ、無限にある商品(財)を4種類に分けてみましょう。
すると
財(商品)を4種類に分けると
・上級財
・下級財
。奢侈品(しゃしひん)
。必需品(ひつじゅひん)
となります。
で、どういう風にして分けるのか?というと、
2つのグループに分けるとすると
・上級財と下級財グループ
・奢侈品と必需品グループ
の2つのグループに分けることになります。
この記事では上級財と下級財の違いを例を使いながら
わかりやすく解説していきたいと思います。
上級財と下級財の違いを例を挙げながら解説
上級財と下級財の違いって何でしょう?
「上級財は値段が高い商品で、下級財は値段が安い商品のことでしょ!」
と答えたあなた、それは間違いです。
値段で上級財と下級財を分けるのではありません。
上級財と下級財をどうやって分けるか?
というと、所得の変化との対応で分けています。
どういうことかというと、
所得が変化した時に、同じ方向に変化するのが上級財です。
所得が増えたら一緒に消費量も増える財が上級財です。
たとえば、スーツは上級財でしょう。
スーツは会社からもうら給料が増えたら(所得アップ)、
スーツを買う数も増えるでしょう。
こういうのが上級財です。
もちろん、所得が減ったら消費量も減るのが上級財です。
とにかく所得の変化と消費の変化が同じ方向性なら上級財です。
で、世の中に出回っている商品の大半は上級財です。
時計とか、パンプスとか、化粧品とか、ステーキ肉とか
たいてい所得が増えたら、その商品を買うはずです。
なので大半の商品は上級財です。
例としては
あなたの年収(所得)が去年が1000万円でした。
そしてステーキ肉を年間で1㎏消費したとしましょう。
今年は年収がアップして1200万円になりました。
そしてステーキ肉を年間で1.2㎏に増えました。
数字にこだわる必要はありません。
増えたか減ったかの増減だけ気を付けてください。
年収が増えたらステーキ肉の消費量が増えているから上級財です。
なので、年収の増え方は同じとして
ステーキ肉の消費量が1㎏で今年のステーキ肉の消費量が1.1㎏であっても
上級財です。
問題は下級財です。
下級財は上級財とは逆に動く財のことです。
例を挙げて解説しますね。
もやしが下級財に該当しやすいです。
たとえば去年の年収1000万円の人がもやしを年間に1㎏消費しました。
今年の年収は1100万円にアップしたけど、もやしの年間消費量は0.9㎏と減りました。
こんな感じで所得が増えたときにもやしの消費量が減りました。
これはどういうことでしょう?
所得が増えてます。
生活にゆとりができて、もやしですが
普段から食べまくっていて飽きていました。
そこでラーメンにもやしを入れるんじゃなくて
チンゲン菜とか、別の野菜類を入れたくなるわけです。
こんな感じでお給料が増えたら、
食べ飽きている食材をやめて、
もう少し値段は高いけど、
食べたかった食材を選ぶようになるわけです。
こんな感じで所得の増減と消費量が反対の動きをするわけです。
なので下級財なら所得が1000万円から900万円に下がったら
もやしでしのごうとするので、もやしの消費量がアップします。
こんな感じで所得の増減と逆の動きをするのが下級財です。
これは個人差がありますから
もしかしたら給料が増えたらもやしの消費量が増える人もいるでしょう。
そんな人は上級財です。
続いて、奢侈品位ついて解説します。
⇒奢侈品とは?例を挙げてわかりやすく解説