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1次試験

貨幣需要と利子率の関係をわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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この記事では貨幣需要と利子率の関係をわかりやすく解説していきます。

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貨幣需要が増加すると利子率はどうなる?

貨幣需要 利子率

まず名目マネーサプライ(現金と預金の合計)が増加すると利子率r(銀行の利子のこと)は低下します。
私たち国民がいっぱいお金をもっていたら、銀行の利子が下がるってことです。

みんなお金を持っているのに、銀行からお金を借りた時にかかる利息が高かったら
誰が借りるんですか?って話ですからね。

そもそもお金をもっているのにお金を銀行から借りようなんて思わないわけです。
だから銀行は利子率を下げて、気軽にお金を借りてもらおうとします。

ここまで大丈夫ですかね。

次に貨幣需要ですが、
貨幣需要というのは貨幣(お金)に対する需要ですから
お金を手元に置いておきたいという気持ちくらいの理解でOKです。
貨幣需要の利子弾力性についてわかりやすく解説

車が壊れたから修理するためにお金が必要になるかもしれないとか、
家の壁が壊れたから修理代が必要とか、将来債券を買おうかな(投機的需要)などで
私たち国民がみんな手元にお金を置いておきたい(貨幣需要)気持ちが高まることがあります。

貨幣需要Lが増えると利子率rは上がります。
たとえば、ヤミ金業者っていますね。
法律で決められている限度を超えた利息を要求してくる業者です。

なぜこんな業者が存在するか?
お金が必要な人がいるからです。

銀行からお金を貸してくれるほどの信用がないけど
どうしてもお金が必要な人が一定数存在します。

貨幣需要

たとえば中小企業の社長さんなんかは
どうしても従業員のお給料を払わないといけないなどの理由で
ヤミ金業者からお金を借りるケースがあるでしょう。

この中小企業の社長さんは貨幣に対する需要が高い状態ですね。

というような状況をイメージしてください。

貨幣に対する需要Lが増える(高まる)=お金が必要になる
という状況です。

で、貨幣に対する需要Lが高いとみんな銀行からお金を借りたがる状況ですが
一定数、信用がなくて(担保がなくて)借りれない人もいるでしょうから、
高金利の闇金からでもお金を借りる人もいます。

つまり、貨幣に対する需要Lが高いという状況は金利(利子率r)が高くなるってことです。

ですから、マネーサプライ(現金+貯金のこと)が増えると銀行の利子率は下がります。
必死になってお金を借りようとする人が少なくなりますからね。
銀行はちょっとでもお金を借りてもらおうと利子率を下げてくるわけです。

逆に貨幣に対する需要が増える状況は喉から手が出るくらいお金が必要な状況なので
闇金からでもお金を借りようとするので、銀行も含めて利子率は上がってきます。

以上で解説を終わります。