1次試験

チャンドラーの命題とは?例を挙げてわかりやすく解説




チャンドラーの命題は中小企業診断士試験や公務員試験の勉強をしていたら
必ず目にする用語だと思います。

これはアルフレッド・チャンドラー・ジュニアという人で
この人は経営の歴史を研究する人によるものです。

チャンドラーさんは

・GM
・シアーズローバック
・スタンダードオイル
・デュポン

という当時のアメリカを代表するような大企業4社で
組織改革の歴史の比較分析からある命題を提唱しました。
これがチャンドラー命題です。

具体的には『組織(構造)は戦略に従う』というものです。
つまり組織構造というのは戦略にしたがって決定されるということです。
もともと組織というのは、
この組織を取り巻く環境というのがあります。

ここでいう環境というのは条件とか状況のことです。
この環境というのが組織がとるべき戦略を決定して、
戦略が決まると組織構造になるとチャンドラーさんはいいました。

ただ、難しいですね。
理解しにくいと思うので、
例を挙げて解説してみたいと思います。

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チャンドラーの命題の具体例

たとえばバスケットボール。

バスケットボールを詳しく勉強すると
フォーメーションがあることに気づきます。

上記動画のような感じです。

上記動画のようなフォーメーションというのは要するに組織構造とイコールです。
昔のチャンドラー以前の古典的組織論というのはワンベストウェイといって
どんな環境でもまだ見つかっていないかもしれないけど、
ベストなフォーメーションが1個あるという考え方でした。

つまりどんなチームでもどんな状況でも
ベストなフォーメーションは1個はあるということです。

ただ、チャンドラーがいったのは
環境とか戦略によって違う
ということ。

たとえばアメリカのあるチームのフォーメーションがどれがいいか?
って考えると、環境というのは条件とか状況です。
アメリカのチームが自分のホームの試合で
対戦相手が弱そうで、しかも自分のチームのコンディションが絶好調なら
とるべき戦略としては大量に点をとって勝利するというのが最適な戦略になります。

大量点取って勝つための戦略なら、
ホーンズがいいかもしれません。

ホーンズというのはフォワードとかセンターがエルボーの位置いて
二人は両サイドのコーナーにいるような戦略のことです。

逆に対戦相手がめちゃくちゃ強くて、しかもアウェイで自分のチームが絶不調なら
大量点をとって勝つ戦略をとれないので、引き分けを狙う戦略を利用するかもしれません。

つまり最適な組織構造というのはとるべき戦略によって変わってくるということです。

これがチャンドラー命題です。

ここまでの内容を知っておけば十分だと思いますが、
ただ、まぎらわしいのが中小企業診断士の企業経営理論でよく登場するアンゾフさんです。
チャンドラーは『組織(構造)は戦略に従う』といいました。

でも、アンゾフはあえてチャンドラーの逆を言っています。
アンゾフは『戦略は組織構造に従う』といっています。

アンゾフもチャンドラーもどっちも公務員試験や中小企業診断士試験で
よく出題されますので、暗記必須です。
アンゾフが提唱した水平型多角化とは?具体例を挙げてわかりやすく解説

「アンゾフ、天邪鬼!」って言いたくなりますね。
おかげで試験勉強が頭こんがらがって大変じゃん!
って感じですね。

続いてチャンドラーと似た考え方であるコンティンジェンシー理論について解説します。
コンティンジェンシー理論とは?わかりやすく解説