クロヨン問題とは?わかりやすく解説

相関主義とは




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マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

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今回の記事ではクロヨン問題とはどういう問題なのか、
解説していきたいと思います。

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クロヨン問題とは?

まず登場人物を三人設定します。
Xさん、Yさん、Zさんとしましょう。

トマト農家

Xさんは中古車ディーラーの店員さんです。
Yさんは動物病院を個人で経営している個人事業主です。
Zさんはトマト農家を切り盛りしているとします。

そしてXさんもYさんもZさんもみんな1年で得た収入は1000万円だとしましょう。
みんな1年で得た収入は同じですが、
YさんとZさんに関しては確定申告をする必要があります。

確定申告というのは自己申告に近いです。
自分でお金を計算して自分で税務署に申告します。

Xさんはサラリーマンなので源泉徴収となります。
自分の口座に給料が振り込まれるときには
すでに税金分だけ引かれているというのが源泉徴収です。

ところで必要経費(農家なら種代、トラクターの燃料代、動物病院ならお薬代とか)を引くと
Xさんはだいたい900万円くらい、Yさんは600万円くらい、Zさんは400万円くらいとなり
これに税金が課されることになります。

なので1000万円から必要経費を除いた
Xさんの900万円、Yさんの600万円、Zさんの400万円が課税所得
となります。

クロヨン問題とは要するに職業別に所得の捕捉率が違っているという問題のことです。
捕捉率というのは税務署としてどれだけ正確に所得を把握できるか?ということです。
上記事例においてXさんみたいなサラリーマンというのは必要経費は100万円くらいしか認められません。
だから1000万円ー100万円=900万円に対して課税されます。

Xさんに対してYさんみたいな自営業は400万円くらい必要経費となり
農業はもっと多くの必要経費を認めれてくます。

こんな感じでみんな同じ所得を稼いでいますが
必要経費を除くと明らかに課税所得に格段の違いが出てきてしまいます。
するとサラリーマンから見て明らかにフェアじゃない状況になっているわけです。

なぜなら課税所得に対して税金が課されるわけですから
課税所得が高いサラリーマンの方が自営業や農業よりも多くの税金を国に納めないといけないからです。
これは水平的な公平を満たしていないといえます。
本来なみんな同じ1000万円の所得を稼いでいるならみんな同じ金額の税金を払わないとおかしいです。

でも必要経費を除くと明らかにアンフェアな状況になっています。
これがクロヨン問題です。
ク(900万円)ロ(600万円)ヨン(400万円)です。

ちなみにトーゴーサンというのもあります。
先ほどのXさん、Yさん、Zさんのケースだと
課税所得がそれぞれ1000万円、500万円、300万円と
サラリーマンだけ必要経費が一切認められないというパターンもあります。
トー(1000万円)ゴー(500万円)サン(300万円)です。

このクロヨン問題とかトーゴーサン問題というのは日本の所得税の闇の部分を表していて
所得税の短所になっています。
サラリーマンの目から見ると明らかにアンフェアになっているということで
水平的な公平を満たさないという証拠になっています。

水平的公平についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
公平性の原則とは?【租税の原則】

それからこのクロヨン問題をクリアーできる考え方として支出税があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
支出税とは?所得税と比較しながらわかりやすく解説



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