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経済学の問題でよく出題される余剰分析。
今回の記事では余剰分析のの前提となる「余剰」とは何か?分かりやすく解説していきます。
余剰分析って簡単に説明すると資源配分の効率性のことです。
資源配分の効率性とは、市場において、
例えばスマホなどの取引が効率的になっているかどうか、
分析することです。
スマホでもなんでもいいのですが取引が
本当に効率的かどうか分析するのが余剰分析で余剰分析です。
詳しい解説はこちらを見てください。
⇒【分かりやすく解説】余剰分析とは?
余剰とは?【経済学】わかりやすく解説
では余剰分析の余剰とはどういう意味なのでしょうか?
詳しく解説していきます。
経済学における余剰とは?
「余剰って余りのことですよね?」
と言われることがあります。
経済学における余剰であれば半分正しく半分違います。
『余剰=余り』だから、余剰は無駄が多いみたいな意味に
捉えている方が多いです。
余剰(経済学における余りのこと)って無駄じゃないです。
逆です。
経済学における余剰は多い方がいいです。
余剰がマックスになった時が最適な状態だと経済学では考えます。
経済学でいうところの余剰には2つの種類があります。
・生産者における余剰
・消費者における余剰
の2種類あります。
この2種類を合計したものが『余剰』です。
これら2種類の余剰を使って
先ほど言いました資源配分の効率性を分析していきます。
例えば勉強するノート。
このノートの取引自体が効率的なのかどうか分析します。
この分析した結果を余剰分析といいます。
経済学だけではないと思いますが、一応経済学では
お金や労働者、物は有限だと考えます。
有限だからこそ価値があり重要なのです。
この有限の労働者やお金をどうやって有効に使うか?
考えるのは経済学にとってすごく重要な話になります。
人やお金には限りがあるから大事なのです。
だから効率性というのが重要になります。
その時に人や物、お金が効率的に使われているか判断するために
『余剰』というモノサシがあるのです。
この『余剰』がマックスになっていれば
人や物が一番効率よく使われている状態だと言えます。
逆に余剰(経済学における余りのこと)マックスになっていないのなら
どこかに無駄があると経済学では考えます。
次の記事では消費者余剰について解説していきます。
⇒消費者余剰とは?わかりやすく解説