参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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前回の記事では国の借金の返済ルールである、
60年償還ルールについて解説しました。
⇒60年償還ルールとは?わかりやすく解説
今回の記事では国債発行はいつから始まったのか?
解説していきます。
いつから国債発行が始まったのか?
国債発行は1965年(昭和40年)から始まりました。
1965年というのは東京オリンピックの次の年です。
そうなんです。
前回の東京オリンピックは1964年(昭和39年)にありました。
1964年にあったオリンピックの反動が1965年にやってきたんです。
オリンピックは開催する前は景気がよくなるのですが、
開催した後は反動で景気が悪くなってしまうんです。
ですから1964年にあった東京オリンピックの反動で
1965年(昭和40年)に景気が悪くなってしまったんですね。
このことを40年不況といいます。
この40年不況に対応するために赤字国債が発行されたんです。
建設国債ではありませんよ。
⇒建設国債の原則とは?わかりやすく解説
オリンピックが終わっているわけですからね。
オリンピックが終わったら競技場などを建設する必要がありませんよね。
ですから建設国債ではなくて
単なる歳入不足を補うために赤字国債を発行したわけです。
これが昭和40年のことでした。
翌年の昭和41年からは建設国債が毎年発行されています。
昭和50年をすぎると、建設国債と赤字国債が発行され、
どんどん国の国債残高が膨らんでいったんです。
最後にまとめますと国債発行はいつからか?
というと東京オリンピックの翌年に当たる1965年(昭和40年)からです。