参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
前回の記事では自然失業率仮説について解説しました。
⇒自然失業率仮説とは?わかりやすく解説
自然失業率仮説と似た考え方にオークンの法則があります。
オークンの法則はアーサー・M・オークン (Arthur M. Okun)という学者さんが
考え出した法則です。
この記事ではオークンの法則について解説します。
オークンの法則についてわかりやすく解説
オークンの法則とは失業率と実質GDP成長率が
負の相関を示すという法則のことです。
実質GDPについてはこちらの記事で
解説しています。
⇒名目GDPと実質GDPの求め方
⇒GDPとは子供にもわかりやすく説明しました
負の相関なのでオークンの法則は
失業率が上がる=実質GDP成長率が下がる
失業率が下がる=実質GDP成長率が上がる
ということになります。
失業率が上がるということは労働供給が減るわけです。
労働供給っていうのは労働を提供する人、
つまり労働者のことです。
なので労働供給が減るというのは働く人が減るってことです。
当たり前ですね。
失業率が上がるということは働いている人が減るわけですからね。
働く人が減るとお給料をもらう人が減るわけです。
お給料は実質GDPを増やす要因です。
だから失業率が上がったらお給料をもらう人が減るので
実質GDP成長率が下がることになります。
ちなみに実質GDP成長率の『成長率』というのは
『変化』という言葉に置き換えると理解しやすいと思います。
逆に失業率が下がれば働く人が増え、
お給料をもらう人が増えるので実質GDPは増加するわけです。
当たり前のような法則でしたね。